当協会のウッドチップ舗装は、100%天然素材を原料としています。そして固化の仕組みは、実にシンプルな自然に即した化学反応です。しかし、その独自性ゆえに、「正しく理解して頂くのが難しい」と感じています。 実物をご覧になっていただくのが一番なのですが、「まずはその前に・・・」という方のために、このページでは、いろんな写真を集めてペタペタ貼っています。ごゆっくりご覧下さい。そして、もし質問などございましたら、どうぞご遠慮なくお声かけ下さい!
ミキサーで撹拌中の様子
コテ均しの様子
施工直後の表面の写真です。
ここから、約1週間の養生が必要です。
どんな素晴らしい工法であっても、「長所」があれば必ず、それと裏表の関係にある「短所」があるものです。どんなことを優先するのか・・・採用をお考えの皆さんが、それぞれのケースにおける正しいご判断ができるよう、長短とも織り交ぜた写真集です。
もちろん今後もずっと、長所を伸ばし短所を抑える試行錯誤を、当協会でも続けてまいります。
左の方、やや水を含んでいる部分は濃い色になります。そして右の方、乾燥してくると淡い色になります。高い透水・保水性が分かります。
ウッドチップ舗装の盤全体では、相当な量の水分を保水しているはずですが、晴れて乾燥した日が続くと、建物際など乾燥しやすい場所は、表面からの蒸発が進み、さらに淡い色になります。
摩擦による傷みが少なく、固化反応が非常によく進んだ場所です。
トンットンッ・・・と叩くと、まるで1枚の木材のような、独特な不思議な感触があります。
アルカリ系凝固材には付き物の白華現象が見える場所です。
白華現象は徹底的に悪者扱いされますが、この現象こそが、ウッドチップ内の微細な空隙中を水が移動している証拠です。それが、周囲の気温や湿度の変動を穏やかにするのです。
プランターを置いたままにした場所に、極々うっすらとですが、コケが生えています。これにより滑りやすくなることはありません。ご安心下さい。
施工時の継手が、うっすら残ります。
この場合の「継手」というのは、ある施工日に施工した範囲と、次の施工日に施工した範囲の境目のことです。
多くのウッドチップ舗装で共通する弱点として、表面のウッドチップの剥離が挙げられます。当協会のウッドチップ舗装でいえば、特に施工直後に目立ち、その後は落ち着きます。
日々使用していると、あまり気づかないのですが、勾配が下がり切った最下地点を見ると、この写真のように、ウッドチップが溜まっていることに気づきます。現場の条件次第で、排水経路にネットを設置するなど対処できます。
当協会のウッドチップ舗装の特長に、「補修のしやすさ」が挙げられます。簡単に部分補修できることは、メンテナンス上、大きな魅力といえます。
これは、「施工実績2」ページに掲載しているこども園のウッドチップ舗装です。 多くの園児さんが駆け回り、摩擦で傷むので、職員の皆さんご自身で、年に1回の補修作業をしています。
補修箇所だけアップで撮影しているので目立ちますが、通常の使用で全く支障はありません。このように、補修作業は一般の方でも出来るものです。